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ごくごく普通の凡人が書くブログとは?どこにでもいる凡人女子が日常生活からネタを見つけて綴っています。過去の海外生活とか節々のライフイベントとか...心の声もたまにオフレコかピーで。

【おすすめインド映画】結婚は慎重に!

こんにちは、凡人女子です。

なんともう10月、最近朝晩が涼しくてとても過ごしやすいですね。

気温だけを見ると暑そうですが、明らかに夏とは空気が違っていい季節です。

天気予報を見るとしばらくこんな天気が続くようなのですが…あれ、台風はどこ行った?

 

…とまぁ雑談はこれくらいにして、最近映画館で映画を観てないなーと思い、近場の映画館の上映案内を見ていたら気になるものを発見してしまいました。

  

【2020年】おすすめインド映画

インディアンムービーウィーク2020

imwjapan.com

  

だいぶ限られた映画館でしかやっていないようですが、面白そうな映画を見つけたので早速観に行ってきました!

私が気になった映画はこちら↓

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ほーインドでもこんなテーマを扱うのかーと興味が湧きました。 

 

主な登場人物

  • カールティク…イケメンのムキムキ男子、アマンのことが大好き
  • アマン…カールティクのことを家族に認めて欲しい、ちょっと可愛い系男子
  • シャンカル…アマンの父
  • スナイナ(※)…アマンの母
  • チャマン…アマンの叔父でシャンカルの弟
  • チャンパ…アマンの叔父嫁
  • ゴーグル…アマンの従姉妹でチャマン、チャンパの娘。(片目負傷によりいつもサングラスをかけているのでゴーグルと呼ばれている)
  • クスム…アマンの許嫁

※表記はSunaina

 

あらすじ【ネタバレ含む】

アマンとカールティクは仕事でもパートナーで、プライベートでも仲が良くお互いに惹かれあっていた。

ある日アマンは従姉妹ゴーグルの結婚式に出席する為帰省することになり、カールティクを連れていくが、アマン一家も一緒に乗り合わせていた電車の中で2人がキスをしている場面を父シャンカルに見られてしまう。

シャンカルは嘔吐→失神、目が覚めてからアマンにカールティクから離れるよう言う。

 

結婚式中もアマンとカールティクの行動に目を光らせるシャンカル。

そんな中2人は公衆の前で堂々とキスをしてしまい、カールティクは会場から追い出されてしまう。

同時にゴーグルの婚約者が結婚を拒絶した為、ゴーグルは馬に乗って逃亡し結婚式は台無しに。

シャンカルとスナイナはアマンを改名して新しく生まれ変わらせようと画策し、後日身内で改名式のような催しを行うが、そこにカールティクとなぜかゴーグルが一緒に登場。

(実は、追い出されて駅のホームで電車を待っていたカールティクの後ろを馬でゴーグルが駆け抜けて行ったので彼が追いかけた。笑)

シャンカルはカールティクを棒でぶん殴り気絶させてしまう。

アマンは見るに耐えず、許嫁のクスムと結婚することを承諾して部屋に閉じこもり、周りは結婚式の準備を始める。 

 

結婚式当日、クスムはスナイナのジュエリーを持ち、手紙を残して逃亡する。

その手紙を読んだカールティクは花嫁になりすまし結婚式へ。

なんかおかしいぞ…とシャンカル、花嫁にベールを取るよう言いますが、逃げ回る花嫁。

結局正体はバレてしまい、クスムが逃げたこともわかって一同は落胆するが、アマンはカールティクが好きだとその場で宣言する。

しばらくして警察がクスムを連れてアマン家までやって来て、アマンとカールティクをゲイだという理由で逮捕すると言う。

そこをチャマンが、なぜ彼らがゲイだとわかる?証拠はあるか?と警察を説き伏せ、翌日に最高裁の刑法第377条に関する判決が出るのだからそれまで待つように説得した。

 

翌日、みんながニュースを見守る中、Breaking newsとして、最高裁違憲判決が下されたことが報道される→成人以上で同意があれば同性愛OKということ。

シャンカルは、駅までバイクで送っていくと言いアマンとカールティクに乗るよう促すが、なぜかカールティクが運転で後ろにシャンカルとアマンという3人乗りに。

シャンカルはアマンに自分の人生を生きるよう言い、カールティクもシャンカルとハグをして別れ、2人は電車に飛び乗ってデリーに帰っていく。

 

感想

まず良い意味でインド映画らしくないなと思いました。

というのも、上映時間は117分とインド映画にしては短めで、歌やダンスシーンも必要箇所にのみ取り入れた感じで少なめなのでストーリーがしっかりとつかめます。

LGBT問題だけにフォーカスするのではなくインドの結婚事情と絡めて描いているところも、上手く組み込んでいるなと感じました。

例えば、クスムはアマンの許嫁という立ち位置ですが、実は別に彼氏がいて、彼のカースト上親が結婚を許してくれないので、アマンと制度上結婚したことにして、実生活ではその彼氏と暮らす、アマンもカールティクと暮らすのはどうかと提案しています。

さらにアマンの両親もお見合い結婚でしたが、実はそれぞれ過去に好きな人がいて、一緒に暮らしながらも引きずっているところをお互いに突っつきあう様子がコミカルに描かれています。

恋愛結婚が増えてきているとはいえ、未だに親が決めた人とというのが多数派ではあると思います。

家庭によってはハードルが高いであろう、【恋愛結婚】のさらに上をいく【同姓間の結婚】に対して、カールティクが【想像ができないから理解できないんだ】と言っていたのが印象的でした。

 

感想その2

一言で表すと面白い!

コメディ要素強めのラブコメといった感じで、その一端を担っているのが父のシャンカルだと思います。

ちょっと頑固そうな父親といった雰囲気なのですが、表情といい行動といいなんか憎めない感じの可愛らしいキャラクターで、弟チャマンとの掛け合いも面白いです。

そして最後はちゃんと感動してハッピーエンド、終わってからなぜか清々しい気分になりました。

 

 

久々に面白い映画を観て、懐かしいインドの風景も見れて9月最終日の夜の過ごし方としてはとても大満足でした。

まだまだインディアンムービーウィークは開催中みたいなので、お近くの映画館で上映されていれば是非観にいってくださいませ〜( ´∀`)